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『ぼくと、ぼくらの夏』 樋口有介(文春文庫)

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大好きな作品です。

あらすじ

ある夏、クラスメートの女性が亡くなり、警察官の息子とヤクザの娘が、その真相を探っていくというものです。

感想

内容的には、青春ミステリということになります。

ミステリとしてはこれといって特筆するべきことはありません。

しかし、この本の最大の魅力は、とにかく登場人物の会話が楽しくてしょうがないことです。

主人公と怖くかわいく生真面目なガールフレンド、何を考えているのか分からない父親、美人な担任の先生。

この4人が魅力的に描かれ、愛おしくてたまりません。

特にお父さん。

最高です。

夏のギラギラとした暑さやその夏が終わる寂しさも漂っており、個人的に大好きな小説です。

この本は引っ越しで一度紛失したことがありますが、読みたくなって再度購入し、最近電子書籍でも購入して読み直しました。

やっぱり面白い。

これからも、疲れた時に等、読むことになると思います。

お薦めです。

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