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『小暮写真館』 宮部みゆき (講談社文庫)

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すごく温かい小説です。

あらすじ

家族とともに引っ越した花ちゃん。

新たな家は、なんと古い写真館。

写真を撮ってみると、そこには見知らぬ人が写っていた。

なぜ、そこに写っているのか、なぜそんな表情をしているのか。

花ちゃんは、友人たちと原因を調べていく。

感想

ホラーでは全くありません。

主要な登場人物はみんなやさしいです。

写真に写っていた謎や真相もとてもやさしく、読んでいてホッとします。

主人公である花ちゃんが気になってしょうがない女性である垣本さんの個性的なキャラも良く、

最終章では二人の過去が交差するなか、人生の次なるステップへと駆け上がっていく様は感動的で、

涙が止まりませんでした。

上下巻で話の核心に至るまで少々時間がかかりますが、温かい気持ちに満ち溢れる大傑作です。

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